
インド旅行の計画を立てている皆さん、少し変わった場所を探求してみませんか?今回は、西ベンガル州にあるシャンティニクェタンという街を紹介します。ラビンドラナート・タゴールが創設したこの都市は、芸術、文化、そして精神性があふれる独特な雰囲気を醸し出しています。シャンティニクェタンには見どころがたくさんありますが、今回は特に「ビシュヴァバラティ寺院」について詳しくご紹介します。
ビシュヴァバラティ寺院は、1928年にタゴールによって設立されました。その名前はサンスクリット語で「世界の灯台」を意味し、世界の人々をつなぐことを目指した寺院です。寺院の建築様式は、インドと西洋の要素が融合した独創的なデザインとなっています。赤レンガ造りの建物には、アーチ型の窓や尖塔など、様々な装飾が施されています。
寺院の中心にある壮大な講堂
ビシュヴァバラティ寺院の中心には、壮大な講堂があります。この講堂は、タゴールが理想とした「世界共通の宗教」を象徴する空間として設計されました。講堂内部には、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教、イスラム教などの宗教のシンボルが描かれたステンドグラスが設置されています。これらのステンドグラスを通して差し込む光は、講堂全体を幻想的な雰囲気に包み込みます。
講堂の壁面には、タゴールの詩や言葉が刻まれています。彼の思想や哲学を深く理解できる貴重な機会となるでしょう。また、講堂の舞台では、定期的に音楽演奏会やダンス公演などが開催されています。
静寂と霊的な美しさに包まれる庭園
ビシュヴァバラティ寺院の周囲には、広大な庭園が広がっています。この庭園は、静寂と自然美にあふれており、訪れる人々に癒しを提供してくれます。庭園内には、池や噴水、そして様々な種類の樹木が生えています。緑豊かな庭園を散策しながら、心を落ち着かせる時間を過ごすことができます。
寺院の庭園では、ヨガや瞑想などの活動が行われることもあります。静かな環境で心身をリラックスさせることができます。
ビシュヴァバラティ寺院へのアクセス
シャンティニクェタンへは、コルカタから電車で約3時間です。シャンティニクェタン駅からは、寺院までタクシーやオートリキシャを利用することができます。
交通手段 | 所要時間 | 料金 | 備考 |
---|---|---|---|
電車 (コルカタ - シャンティニクェタン) | 約3時間 | 約100ルピー | |
タクシー (シャンティニクェタン駅 - ビシュヴァバラティ寺院) | 約15分 | 約50ルピー | |
オートリキシャ (シャンティニクェタン駅 - ビシュヴァバラティ寺院) | 約10分 | 約30ルピー |
旅行のヒント
- ビシュヴァバラティ寺院は、宗教的な場所であるため、服装には注意が必要です。露出の多い服装や短パンは避け、落ち着いた服装を選びましょう。
- 寺院内では、静かにするなど、マナーを守ることが大切です。
- ビシュヴァバラティ寺院は、観光客だけでなく、地元の人々にも愛されています。寺院を訪れる際には、彼らの文化や宗教を尊重しましょう。
まとめ
ビシュヴァバラティ寺院は、インドの文化と精神性を体感できる素晴らしい場所です。静寂と霊的な美しさに包まれた空間で、心身をリフレッシュすることができます。シャンティニクェタンを訪れる際には、ぜひこのユニークな寺院を訪れてみてください。